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先日、翻訳会社のチェッカーさんから翻訳のフィードバックがありました。いくつかご提案をいただいたのですが、その中で翻訳文と原文を二つのスクリーンで(並べて)数字を色を使ってチェックすることを検討してみてはどうかと言うのがありました。翻訳会社では製品Wordマクロを使用して数字チェックしているとのことですが、簡単なワードマクロを自作しました。

数字(1,2,3、1、2、3等)だけでなく、英語の序数(first, second, third 等)や数(one, two, three等)や漢字(一、二、三等)も数字と対応させてチェックできる様にしました。この機能は現在のTrados StudioやMemsourceのQAチェックでもできないので、それを補完するものになるかもしれません。

実際のマクロの実行画面です。

コードを以下に示します。

Sub NumberColor2()
'英数字序数、日本語数字序数を色付けするマクロ

'個別具体的に色付けする数字と序数(各数字5つずつにする)
Dim varNumberData As Variant
varNumberData = Array("0", "zero", "null", "0", "ゼロ", "1", "one", "first", "1", "一", "2", "two", "second", "2", "二", "3", "three", "third", "3", "三", "4", "four", "fourth", "4", "四", "5", "five", "fifth", "5", "五", "6", "six", "sixth", "6", "六", "7", "seven", "seventh", "7", "七", "8", "eight", "eighth", "8", "八", "9", "nine", "ninth", "9", "九")

'各数字に割り当てる色(0~9)
Dim varColor As Variant
varColor = Array(wdYellow, wdRed, wdBlue, wdPink, wdTurquoise, wdViolet, wdBrightGreen, wdDarkBlue, wdDarkYellow, wdTeal)

'Word文書中のvarNumberDataの数字文字をvarColorの色で置換する
Dim i As Integer
For i = 0 To UBound(varNumberData) 'varNumberDataの個数分を処理する

Set rng = ActiveDocument.Range(0, 0)
     rng.Find.Text = varNumberData(i)
       
     Do While rng.Find.Execute = True
          rng.HighlightColorIndex = varColor(i ¥ 5) '(各数字5つずつなので5で割った商の色を割り当てる)
     Loop
     
 Next i
 
 
End Sub

翻訳での数字チェックの方法(Trados Studioの場合)

Tradosの数字チェックでは英語と一体となった数字(12a, 12b等)のチェックができないのと、英語になった序数等(first, second, one, two等)もチェックでは弾かれてしまいます。

翻訳での数字チェックの方法(Memsourceの場合)

Memsourceでは英語と一体となった数字(12a、12b等)も分離して処理してくれますが、やはり英語となった序数等(first, second, one, two等)はチェックで弾かれてしまいます。

翻訳での数字チェックの方法(FUGOの場合)

FUGOの場合、原文そのものの部品名の符号に重複(エラー)がある際に、特に有用です。TradosやMemsourceのチェックと合わせて二重チェックすると原文の内容エラーも検出してくれるので、特にパリルートの米国出願では重宝します。

翻訳での数字チェックの方法(自作ワードマクロの場合)

実際の翻訳ではこれらを組み合わせて数字のエラーをチェックします。それでもエラーが出てしまうのは能力不足というか不思議というしかありませんが、最大限ケアレスミスをなくす努力はするべきでしょう。

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