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前回の続きで技術文書の3Cについてもう少し考えてみましょうかね。Googleで”C’s of technical writing”を検索すると、英語では3+three(9件+8件)、4+four(7件+248件)、 5+five(154件+1件)、 6+six(6件+8件)、7+seven(3件+2件)、8+eight(5件+0件)、 9(1件+0件)がヒットするようですね。ほぼ3Cが大勢の日本とは違い英語圏ではいろいろな人が様々なC(4と5個のCが多い)を挙げているようです。

技術文書の古典にBlake&Blyの「The Elements of Technical Writing」があります。

3Cのソースとも紹介されている本ですが、実際の中身を見ると技術文書で重要な10個のポイントが以下のように列挙されています。

  1. Technically Accurate
  2. Useful
  3. Concise
  4. Complete
  5. Clear
  6. Consistent
  7. Correct in Spelling, Punctation, and Grammar
  8. Targeted
  9. Well Organized
  10. Interesting

日本で使われる3C(Correct, clear, concise)はリストされていますが、「Correct」の使われ方がどうも異なるようです。

Blake&Blyの「Correct」はスペル、句読点、文法の「正しさ」を意味していますが、日本の3Cの「Correct」は「1.Technically Accurate」の意味で使用されているようですね。

「Correct」と「Accurate」の違いをまず辞書の定義で見てみましょう。

Blake&Blyの「Correct」は「correctの二番目の定義」の意味ですが、3Cの「 Correct」は「correctの一番目の定義」つまり「accurateの1と2の定義」の両者で使用されているようですね。

「Accurate」と「Correct」で違いを出そうとする場合は、例えば、ある「名詞」と組み合わせると訳語の違いが出ます。「accurate measurement(精密な測定)」と「correct measurement(適切な測定)」がその例です。

3Cはもともと語呂がいいものを当てはめたものですからどちらが正しい(Correct)とかはないですが、どちらも最初の意味のもの(Technically accurate)が大切だと言っているのだと思います。

例えば、最近の「Technical Writing」の本では、5C(Correct, Clear, Complete, Consistent, Changeable)となっていますね。

このような基本書をたまにはではなくて、しばしば読み返してもその都度新たな発見があるのでしょうね。

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