オープンソース · AI支援楽器
頭をかたむけて、ペダルを踏む。
bFaaaP(barrier-Free assist as a Pedal)は、オープンソースのAI支援ピアノ・ペダルシステム。iPhone/iPad がオンデバイスAIで頭の角度を読み取り、Bluetooth でサステインペダルを操作します。足は不要——しかも自分で作れます。
iOS · Bluetooth · Raspberry Pi Pico — ドキュメントは英語・日本語・ドイツ語。

お知らせ
ポスター・公演のお知らせ
bFaaaP オープンソースのポスター(表・裏)です。印刷・共有はご自由にどうぞ。
ポスターデザイン:大瀧雅寛(大滝建築事務所)
📅 東京ウィメンズ・コーラル・ソサエティ様のご厚意により、このポスターが公演「作曲家個展シリーズ Vol.6 千原英喜」(2026年7月31日(金))にて配布されます。私たちの物語を共有できる機会に感謝します。
公演の案内 ↗
bFaaaP とは?
わずかな頭の動きが、ペダルの操作になります。設定するのは「しきい値(どれだけ傾けるか)」と「倍率(感度)」の2つだけ。この2つで頭に追従する速さが決まるので、単純なオン/オフではなく、あなたに合わせたペダリングに。この定量的で調整可能な制御則こそ、頭の傾きを“あなた自身が意図した自然なペダリング”へ変える鍵であり、bFaaaP の特許成立の要件でもあります。足でペダルを操作しづらい人でも、サステインの豊かな表現力でピアノを楽しめます。
- あなたのしきい値と倍率
- かたむき角度と倍率を調整すると追従の速さも決まり、自分にしっくりくるペダルに。
- オンデバイスAI
- ARKit / TrueDepth の顔トラッキングを iPhone/iPad 上で実行。クラウド不要・低遅延。
- すべての人へ
- 足でペダルを使えない演奏者とともに、すべての人に開かれています。
2つのハードウェア系列、1つのアプリ
同じ iOS アプリが両系列を動かし、Bluetooth プロトコルも共通です。お使いのピアノに合う系列を選んでください。
bFaaaP Pro
アコースティックピアノ向け(グランド&アップライト)
モーターがサステインペダルを物理的に押し、「エアバック」の空気クッションで固定します。
bFaaaP Switch
電子ピアノ・キーボード向け
サステインペダル端子に挿す電子スイッチ式。モーターやエアバックは不要です。

音楽家達からのメッセージ
bFaaaP とともに演奏する、ピアニスト・調律師・作曲家から——本人の言葉で。

山口 恭子
ピアノ講師・ピアノ教室「Fleur」
オープンソース公開、おめでとうございます。ピアノ講師として、この素晴らしいプロジェクトに参加できることを嬉しく思います。音楽は誰もが楽しめるものであってほしいと思っています。bFaaaP が、一人でも多くの方の「弾きたい」という気持ちを後押しする存在になることを願っています。
私のピアノ教室でも、bFaaaP を使用したレッスンに対応しています。また、ご自宅への出張レッスンも可能です。車椅子で教室に通うことが難しく、レッスンを諦めていた方も、どうぞお気軽にご相談ください。
発表会でも bFaaaP を使って演奏していただけます。一人ひとりの「演奏したい」という気持ちを大切に、ステージでの演奏をサポートいたします。

kana
ピアノ調律師
ペダルの操作はとても繊細で、ペダルを踏み込み過ぎてしまうと曲のフレーズをかえって濁らせてしまい、ハーモニーの美しさが失われてしまうことがあります。bfaaapはその細やかなペダル操作を、足先ではなく首の傾け方や速度で、演奏者の音楽をより豊かに正確に表現できる素晴らしい装置です。
ピアノは世界共通で誰にでも楽しめる楽器です。調律師である私自身にとりましても、bfaaapはピアノのアクションに一切負担をかけることなく、幅広い演奏方法が可能となるということに、非常に感銘を受けております。そして、今回のオープンソース公開によって、より多くの方々にbfaaapを知って頂き、少しでも不便を感じられている方にお届けできるよう願ってやみません。

Fehmiju Fati
作曲家・コンピュータ音楽
この度、bfaaapのオープンソース化、誠におめでとうございます!
演奏中に頭の動きだけでピアノのペダルをコントロールできるこのシステムは調整の柔軟性が非常に高く、お子様からご高齢の方まで誰でも簡単に使いこなすことができる、演奏者の可能性を広げてくれるシステムだと思います。
「音楽はすべての人のためにある」という自由な願いを叶えるための重要なプロジェクトとして、一人でも多くの方にこの存在が届くことを心から願っています。

永澤 恵子
ピアノ講師・ピアノ教室「PASTEL」
オープンソース公開、おめでとうございます。
ペダルはピアノ演奏の表現を大きく左右する大切な機能ですが、身体的な理由で操作が難しい方もいらっしゃいます。
bfaaapは、その壁を取り払ってくれて、演奏者の「弾きたい」「もっと表現したい」という気持ちを形にできる、素晴らしい取り組みだと感じています。
細やかな踏み変えにも対応してくれるbfaaapは、多くの方にとって「自分らしい演奏」を実現する大きな力になると思います。
誰もが音楽を楽しみ、自分らしく表現できる社会に向けて、このプロジェクトがさらに多くの方へ届くことを願っています。

kyoko
音楽愛好家・アマチュア合唱団員(東京ウィメンズ・コーラル・ソサエティ)

アマチュア合唱団員として音楽に親しむ中で、縁あって「bfaaap」の存在を知りました。それまでペダル操作に補助を必要とする方々の存在に気づけていなかったことを恥じる一方、この素晴らしい技術の存在に強い衝撃を受けました。
幼い頃、ピアノ教室で初めてペダルを踏んだ時の高揚感は、今でも鮮明に覚えています。ペダルによって音が豊かに響き合う奥深さに夢中になった経験があるからこそ、表現したいという願いが身体的な理由で阻まれてはならないと強く思います。音楽を楽しむ権利は、誰にでも等しくあるはずです。
今回のオープンソース化という取り組みには深い感銘を受けました。必要な人がいつでもこの技術にアクセスできる環境は、まさに理想的だと思います。この公開を機に「bfaaap」が広く認知され、例えば視力の弱い人がメガネをかけるように、必要な人が当たり前に使える選択肢となることを願っています。それによって、音楽の世界がより豊かで優しい場所になることを心から期待しています。

Midori
音楽と医療
メッセージは準備中です。
東京で bFaaaP のレッスンを
東京の2つのピアノ教室で、bFaaaP を使ったレッスンと発表会ができます。初心者の方も、はじめての方も、どうぞお気軽に。
如何にしてメンバーが集まったかの秘密
建築士、気象衛星の元エンジニア、弁理士、特許技術者、ピアノ講師、調律師、作曲実演家、医師、ソフトウェアエンジニア、現役大学院学生——ひとつの小さな願いのまわりに、どうしてこの人たちが集まったのか。創設者がその全てを、本人の言葉で語ります。
仕組み
頭のかたむきは、4つの小さなハードウェアを通ってピアノのペダルへ伝わります。
- 1
頭のかたむき
iPhone/iPad の ARKit / TrueDepth 顔トラッキングが頭の角度を計測。
- 2
iOSアプリ
角度をペダル値に変換し、Bluetooth(BLE)への送信をペース調整。
- 3
BLEボード(nRF52)
値を受け取り、UART でコントローラへ橋渡し。
- 4
Pico(RP2040)
モーター(Pro)を駆動、またはスイッチ(Switch)を閉じ——ペダルが動く。

設計のポイント:ARKit は Bluetooth が送るべき速度よりずっと速く角度を出力します。そこでアプリが無線送信をペース調整(100msタイマー+スロットル)し、接続を安定させています。
誰もが弾けるように
bFaaaP は、足でペダルを操作しづらい人のために生まれ、すべての人に開かれています。
- 足に障がいのある演奏者
- 足が届かない小さな子ども
- 高齢の演奏者
- 気管切開のある方や、動きに制限のある方
自分で作る
装置を作り、コントローラを動かすために必要なものはすべてオープンソースです。Pro 系列の概要は次のとおり:
- 1.機構部品を印刷・組み立てる。
- 2.2枚のボードを配線・書き込み(VS Code / PlatformIO / Arduino)。
- 3.エアバックで固定し、可動範囲を設定する。
- 4.iOSアプリをビルド・インストール(自分の署名チーム&バンドルID)。
- 5.ペアリング・キャリブレーションして演奏。
3つのトラック:iOSアプリ · Pro(アコースティック)· Switch(電子)。
部品表(Pro・概要)
- TrueDepth フロントカメラ搭載の iPhone / iPad
- Raspberry Pi Pico(RP2040)—— メインコントローラ
- nRF52840 BLEボード —— Bluetooth ブリッジ
- モーター+ドライバ、3Dプリントのエアバック固定具
どこかで詰まったら AI支援サポートへ。メンテナがレビューするQ&Aです(即答ではなく、実際の人が各回答を確認します)。
コンサート・発表会
7大学合同コンサート(豊洲シビックホール・2022年9月5日)で、東京工業大学の Platanus のメンバーが bFaaaP を使い、グスタフ・ランゲ「花の歌(Blumenlied, Op.39)」を演奏。流れるような旋律でサスティンペダルを多用するこの曲を、頭の動きでフットフリーに演奏しています。
グランドピアノ+ bFaaaP Pro によるコンサート。25:01 からデバイス設置の実演あり。Pro を端から端まで理解できる一本です。
システム紹介とメンバー、電子ピアノ+ bFaaaP Switch での3曲、そして体験ワークショップ。
頭で操作するサスティンを、本番の舞台で披露した洗練された演奏。
コンサートホールでの bFaaaP Pro の演奏。
セットアップ・取扱説明
プロジェクトを支援する
bFaaaP は非営利のオープンソース・プロジェクトです。いちばんの支援は、作って、共有して、広めること——そして可能なら、活動を支えていただくことです。
AI支援サポート
GitHub Discussions のQ&Aで質問できます。bFaaaP の公開ソースに基づきAIが回答を下書きし、メンテナが確認のうえスレッドに投稿します(公開・即答ではありません)。有用な回答はドキュメントにも反映します。





